地球元気村

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地球元気村とは

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メッセージ


 地球元気村の活動をはじめたのは、今から23年も前の1988年の春のこと。
 発足当時、金属バットで母親を殴り殺してしまったという少年のショッキングなニュースが鮮烈だった。僕はその前年にバイクで北極点への到達を果たし、世の中は“行け行けドンドン”(流行語だった)のバブルの絶頂期。人々の生活はモノで溢れ、贅沢に慣れ、社会は大量生産・大量消費・大量投棄が躊躇無く繰り返されながら、打算に満ちた人々の心は潤いを無くし、それまでの社会の秩序の基盤だった他人への思いやりや人情・助け合いの精神、果ては日本固有の伝統や文化と言ったものさえも“無用の長物”としてかなぐり捨てる時代が始まっていた(現在も進行形だ)。
 そんな中で、地球元気村は「私たちはここでもう一度立ち止まり、川で水を汲み岩を転がしながら、足元から生活の基盤を見つめ直して本当の人の元気を取り戻そう!」と、山梨県の早川町の廃校をベースにその活動をはじめ、多くの人々を巻き込みながら瞬く間にその輪を全国へと広げていった。
カヌーの野田知佑さんや音楽家の宇崎竜童さん、小説家の椎名誠さん、俳優の根津甚八さんも、皆でパネルディスカッションや野外教室に真顔で取り組み、やる方も参加する方も、どこかでこの草の根から始める「世直し」運動に参加することの喜びを感じ取っていた。

 それから20年余。人々の健康や自然に対する関心は少しは高まったものの、世の中は一体どこがどのように変ったのだろうか? 毎週のように起こる親子の虐待事件、アジア全体に火の付いた消費文明の渦、そんな中での日本の経済不振と雇用不安、不甲斐のない政局の混迷などなど、、、相変らずの世の中である。

 地球元気村の目指すところは「自然との調和ある社会」を見つめ、人々が本当の「元気」を取り戻すことにある。人間らしい心の潤いや、平和で穏やかな持続可能な社会は、そこから始まると信じている。が、言うは易し生むは難しで、これを実現するためには社会全体の人々のライフスタイルや人生の価値観、果ては生活の根底を支える産業や経済の基盤から考え直さなければならない。

 『サステナ』という言葉を知っているだろうか? サステナ(※sustainability)は「持続可能性」と訳され、環境の世紀と呼ばれる21世紀の科学技術、産業・経済システムを語る上で最も重要なキーワードの一つと考えられている。これから先の地球社会を持続可能なものへと導くビジョンの構築のために、数年前から複数の国立大学などが手に手を取り合って、将来の社会にとって継続可能な社会秩序や、システムの研究・構築を目的に超学的な学術としての「サステナビリティー・サイエンス」に取り組み始めた。
 研究の対象は、人の生存基盤となる地球の資源・エネルギーなどの「地球システム」と、そこに営む人間の「社会のシステム」(産業、経済、政治など)、そして三つ目は人のライフスタイルや健康・安心・安全・価値規範などを含む「人間システム」。この三者の相互間に生ずるメカニズムを解明し、例えば地球システムと社会システムの間に生じる地球温暖化や、地球システムと人間システムとの関係によって考えられる循環型社会への取り組みなどを持続可能性という観点から各システムを再構築することが課題である。つまり、サステナビリティーの実践=『地球元気村』の普及とも言うわけである。
 現代社会の「豊かさ」は短期間で消費する化石燃料の反映にある。ところが、やがてはこの資源は枯渇し、現代社会の享受する繁栄は持続不可能。我々のライフスタイルは変えなければならない。だからこそ世代を超え100年、千年の先まで、人間の持たなければならない普遍的で、(自然界に)生きるために必要な英知と力、技術は伝えていかなければならない。そして、元気で自然ある地域はグローバルの中のローカルの視点から、その自然的・文化的資源(農業および伝統文化の再生)を生かした持続可能な地域づくりに、ますます励んで行かなければならない。
 今後の元気村は、この「サステナブル」をキーワードにまた暫く頑張って参ります。

NPO法人地球元気村

村長 風間深志



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